話すのが苦手な人は、まず「話す順番」に配慮すると良いという話

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ライフハック
人に何か話をするとき、どのような順番で話しているでしょうか?きっとそれは、人によってそれぞれで、話の内容やシチュエーションによっても変わってくるでしょう。
「え、話なんて自由にしたらいいんじゃないの?」と思われる方もいるかも知れません。確かにそれもそうなのですが、「上手く話す」ことを意識する場合には、実は話す順番にはセオリーがあります。もし、話をするのが苦手で、上手く話せていないと感じている方がいたら、ここで紹介する、話す順番を意識して話すようにしてみてください。
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ビジネスなど、論理的に話すことが求められる場合

たとえば、仕事の指示や説明、報告をするような場合は、まず大きい話からはじめて、徐々に小さい話に進んでいくのが鉄則です。最初に話の全体像を情報として与えておくことで、聞き手側は、全体のどの部分を話しているかの現在地がわかるため、安心して聞くことができます。
また、結論を最初に持ってくることも、指示や報告においては鉄則です。特に役職が上の人ほど忙しく、時間が無いため、「結局何が言いたいのか?」がわからない話は聞くに耐えません。指示を受ける側も、「自分に何をしてほしいのか?」がわからないまま指示を聞いていると、結論までに出てきた情報のどれが重要で、逆にどれが重要でないのか、検討がつかないまま指示を聞くことになってしまいます。すると、すべての情報を完璧に聞き取って、最後に結論を聞いてから、どの情報が重要だったのかを整理をしなくてはならなくなるため、聞くことが大変な労力を要してしまいます。
大きい話からはじめて全体像を相手に把握させ、だんだん詳細な話に移っていく。そして重要な結論は最初に言っておく。そうすることで、聞き手は全体像と、話のゴールをイメージした上で、あなたの話を聞くことができるようになり、安心感を持つことができるのです。

おもしろい話や、物語を語る場合

一方で、プライベートで面白い話をしたり、小説のような物語を語る場合に置いては、先程とは反対にした方が好ましくなります。大枠から話し始めることなく、結論を最初に言うこともなく、まず細部から話し始め、最小限の情報から徐々に世界を広げていきます。そして、最後に全体像や結論がわかったときに「なるほど!」とオチることが面白かったりするのです。
これを、先程のビジネスの報告のような順番した場合、「桃太郎は結果的に犬猿雉と力を合わせて、鬼退治に成功します。」と宣言してから桃太郎の物語を話始めるようなもので、全く楽しめなくなってしまいます。同じように、先にオチを言ってしまう「すべらない話」も、想像するだけで恐ろしいですよね…。笑

話のテクニックは数あれど、根底にあるセオリーは抑えましょう

いわゆる「話術」と呼ばれる技術はさまざまな種類があります。抑揚や、間のとり方、時間の使い方や声の出し方…などなど。しかし、それよりも大前提にある、今回紹介した「話す順番」、つまり情報を出す適切な順番を抑えていないと、そのような技術をどれだけ駆使しても、聞き手にとっては苦痛な時間になってしまいます。
「話すのが苦手だな」と感じている方は、今回紹介したように、聞き手のことを考えて、適切な順番・構成で話すことを、まず心がけてみてください。そうすれば、聞き手に必ず好印象を与えることができて、話すのが少しだけ得意になれるかも知れません。
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