英語が話せるようになるには、どうしたら良いか?

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ライフハック

英語を勉強するためのツールもサービスも、学校教育も充実してきている昨今ですが、「英語を話せない」という人はまだまだ多いようです。理由は人によってさまざまですが、アウトプットの機会が少ないというのは、原因としてよく聞きます。英語で会話をする機会なんて、多くの人にとっては日常生活で存在しないのではないでしょうか。

「単語力を上げよ」ということもよく聞きますね。つまり、そもそも語彙がなくては発言ができないということです。しかし、一体どこまで単語を覚えたら、会話ができるようになるのでしょうか。

英語でスラスラと会話をするためのハードルがありすぎて、何をどうしたらいいかわからないという方のために、今回は、英語がある程度話せるようになる方法を1つ、紹介したいと思います。もちろん、これだけで英語が完璧に話せるようになる、という方法ではありませんが、確実に英会話がラクになる方法の1つです。

 

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日本語は、なぜ話せているのか?

子供のころ、私たちは知らないうちに言葉を覚えていました。絵本で見たり、テレビで声を聞いたり、まわりの大人が話している言葉を少しずつインプットして、カンタンな言葉から確実に覚えていったのです。言葉を覚えたての小さい子供が、会話をできていないでしょうか?少ない単語数でも、わからない単語がありながらも、彼らは大人たちと何とか会話をして意思疎通をしていますね。まず、これと同じ原理で、最低限の会話というのは、必ずできるようになります。

海外ドラマはたった350の単語でできている [英語マスターシリーズ]』という本の中で、非常に論理的に説明がされていますが、中学生レベルで既に誰もが習っているような、最低限の単語群を組み合わせるだけで、大体の会話というのは、実はできてしまうのです。そして、知っている単語はもちろん多いに越したことはありませんが、「知らない単語を聞くためのフレーズ」さえ暗記しておけば、わからない単語が出てきても聞くことができます。子供だって、わからない単語はお父さんやお母さんに「○○ってなあに?」としょっちゅう聞いています。それと同じことをできるようになればいいだけなのです。

また、聞き取れなかったときにも同様です。子供が「なんて言ったの?」「もう1回言ってちょうだい」と言うのと同じように、そのフレーズだけしっかりと抑えておけば、聞き取りができなくてももう一度チャンスをもらうことができますね。

もし、「単語をたくさん覚えないと会話ができないんだ!!」と思い込んでいる方がいたら、もちろん語彙数を増やすことは素晴らしいですが、今知っている単語だけでももう会話はできる、ということを知っておくと良いと思います。

 

独り言をとにかく言い続ける

英会話がどんなレベルにあっても、「無意識に発することができるフレーズ」と「意識的に考えて発するフレーズ」の2つのパターンを誰もが持っています。

たとえば、「Hello!」「Good morning!」などの挨拶は、全然会話ができないと感じているレベルの方でも、すぐに発することができるフレーズだと思います。「えーっと、こんにちは、は英語でなんて言うんだっけ…」と悩むことはまずないでしょう。一方で、たとえば遅刻した理由として「ごめん!間違って反対の電車に乗っちゃった!」というのを、英語で「Sorry! I got on the train going to the opposite direction by mistake!」と無意識に発することができるかというと、難しいという方が一気に増えると思います。でも、日本語なら「ごめん!間違って反対の電車に乗っちゃった!」は、文法や単語など気にせず、無意識に発することができますよね?

では、飲食店などでよく使う、「お手洗いはどこですか?」はどうでしょう?「Where is the restroom?」が無意識にサッと言える方と、「えーっと、なんて言えばいいんだっけ…」と考えてから言える方など、分かれてくるところだと思います。でも、日本語だと誰でも無意識に言葉にできていますよね?この、「無意識に発することができるフレーズ」と「意識的に考えて発するフレーズ」が、英語と日本語の間、もしくは英会話が得意な人と苦手な人の間で異なる理由は、「口に出した回数の違い」によるものです。日本語なら、「お手洗いどこですか?」なんて普段から何十回も言っていると思いますし、英会話が得意でスラスラとフレーズが出てくる人も、「Where is the restroom?」と英語で何十回も言ってきています。この、「自分の置かれている状況」と「そのときに必要なフレーズ」の組み合わせが体に染み付いているので、その都度文章を考えて作る必要がなく、反射的に口からフレーズが出てくるようになっているのです。

つまり、英会話のレベルを上げるためのもう1つの方法は、日常的に使うフレーズをできるだけ発して、体に染み込ませることです。そのために、英語で独り言を言いまくることをおすすめします。英会話教室や、英語ネイティブの友人を作ってたくさん会話をする機会を作れれば素晴らしいですが、現実的に難しい方が多いと思います。しかし、独り言はだれにでも実践可能なトレーニング方法です。朝起きた瞬間から始めてみてください。時計を見て、「It’s 7:00 AM now.」「I’ll go to bathroom and wash my face.」など、見たものや、自分の行動をできる限り英語で喋ってみます。なんて言っていいかわからないフレーズがあれば、もちろん調べてOKです。正しいフレーズを身につけてください。そうすれば、翌日からは喋れるようになります。

これをしばらく続けていると、考えずに発することができるフレーズが、どんどん増えてきます。考えずに話せることが増えるということは、その分、考えないと話せないフレーズにエネルギーをまわせるということでもあります。日本語でも、考えないと話すのが難しいことよりも、考えないでも言えることのほうが基本的には多く、だからこそ難しいことを話すことにエネルギーを集中できているのです。日本語でもカンタンなフレーズを毎回考えて話していたら、生きるのが疲れてしまいますね笑

 

まとめ

これまでの話をまとめると、重要なポイントは以下の4つですね。

  • 最低限の単語でも会話はできる
  • 単語がわからない、聞き取れないなど、困った状況を解決するフレーズを覚えておく
  • 無意識に発することができるフレーズを増やすことが重要
  • 独り言を言いまくって、「状況」+「必要なフレーズ」を体に染み込ませる

もちろんこれ以外にも、語彙力を増やしたり、リスニングの練習をしたり、やったほうがいいことはたくさんあります。とはいえ、それらでは超えられない壁にぶつかってしまっている人と中には、もしかしたらこの方法で壁を越えられる人もいるかもしれませんので、是非トライしてみてください。お金も全くかかりませんよ!

 

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