読書の価値=「何を読むか」×「いつ読むか」

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ライフハック

読書をするキッカケは、人により、タイミングにより、様々ですよね。趣味として、何か物語の世界にふけりたいときや、新しいことを学びたいとき。はたまた、ビジネスのヒントを得たいときなどなど。どんな理由で読書をするにせよ、多くの方は、自分がこれから読む本を選ぶときに、「何を読もうか」ということを考えて選んでいるのではないでしょうか。書店でカバーを見たり、オンラインでレビューを見て吟味をし、納得したものを手にとり、読書をはじめます。人によっては、選んでるうちに、ちょっと疲れてしまう人も多いのではないでしょうか。もちろん、そうして「何を読むか」を選択することはとても重要なのですが、読書体験の価値を高めることにおいては、それと同じか、それ以上に重要なことがあります。

 

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その本を「いつ」読むか。

こんな経験はないでしょうか?

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Yさんは、子供の頃に読んでいたお気に入りの物語があった。彼は当時、その物語を読むたびに、勇敢な主人公に憧れ、とても勇気が湧いてくるような感覚を覚えていた。

Sくんは、新入社員当時、営業の仕事について丁寧に書かれた書籍を購入し読んでいた。これから営業をしていく上で、少しでも成績アップに繋げられればと、話し方や資料の作り方などを学んだ。

時が過ぎ、大学生になったYさんは、部屋の整理をしているときに出てきたお気に入りの物語を手に取り、懐かしさとともに読んでみた。すると、子供の頃には全く気に止めなかった内気な脇役の人物像が、ここ数年の自分によく似ているように感じ、その脇役に感情移入をしながら物語を読み進めていた。

また、営業チームのリーダーになったSくんは、チームとしての成績をアップするため、かつて購入した営業本を再び手に取り、当時は流し読んでいた組織としての営業活動についての項を熟読していた。

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そう、全く同じ本であっても、それを読むタイミングで、読み方、感じること、得られるものは、全く違うものになります。つまり、本を読む価値ということは、「何を読むか」×「いつ読むか」という掛け算で決まるのです。また、言い換えれば、本を読む価値というのは、「本の中身」×「その時置かれた状況」=その時の自分の頭で考えたことや感じたことなのです。

結局のところ、本を読むことにどれだけの価値があったかというのは、最終的に自分が考えたことと感じたことに依存します。このことを理解していると、本を選ぶときに、「何を読もうか…」と神経質になる必要は無くなります。なぜなら、「何を」×「いつ」の掛け算はもう、運でしかないからです。

 

気合なんか入れず、軽い気持ちで本を読んでみる。

もっと気軽に本を手に取って、いろいろなタイミングで本を読んで、たまに思い出したように、一度読んだことのある本でも、もう一度手に取って読んでみるのもいいかもしれません。思いもよらない出会いと価値が得られるはずです。ということで、これから時々、おすすめの本も紹介していきたいと思います!

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