映画『レオン』を観た感想/マチルダが抱えるあの植物は?【ネタバレなし&ネタバレあり】

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映画レビュー

今回は、ジャン・レノとナタリー・ポートマンの名作、「レオン」について、作品情報や感想をご紹介します。
25年前の名作ということも、作品の存在自体も知ってはいたものの、なんかパッケージ写真から漂う暗さから敬遠していた本作…。
しかし、単純接触効果とでも言えるのか、街中やネット上でチラチラと目にし続けたことで、「見てみるか…」という気持ちがついに芽生えてしまいました。
広告も何度も目にさせることで、こうゆう効果を狙っているんだなというのが、よくわかりました(笑)
さて、レオンを見てみた感想ですが、結論としては非常に良かったです。
自分映画史の中にも間違いないく深く刻まれる、名作だったと感じています。
世間的には、この作品に対する評価は賛否あるようですが、私はテーマも雰囲気も登場人物も音楽も、作り出す世界観がとても好きでしたね。
ということで今回は、そんなレオンの感想を書いていきたいと思います。

※この記事では、

  • 前半は、まだ観ていない方向けに「ネタバレなし」で
  • 後半は、すでに観ている方向けに「ネタバレあり」で
    作品情報と感想を書いていきます。
    すでに観ている方は、次のページに飛んでお読みください。
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まだ観ていない方向け

作品情報

1994年公開(日本での公開は1995年)のフランスとアメリカの合作映画。リュック・ベッソン監督の作品。
公開当初は一部シーンが不適切な表現であるとされ、カットされたものがオリジナル版として公開された。
後に、未公開シーン22分を追加され、完全版の形で公開される。

監督:
 リュック・ベッソン
キャスト:
 レオン・モンタナ - ジャンレノ
 マチルダ・ランドー - ナタリー・ポートマン
 ノーマン・スタンスフィールド - ゲイリー・オールドマン
 トニー - ダニー・アイエロ
 ジョセフ・ランドー(マチルダの父親) - マイケル・バダルコ
 マージ・ランドー(マチルダの母親) - エレン・グリーン
 ホテルの受付人 - ジョージ・マーティン

あらすじ

家族を惨殺された12歳の少女マチルダは、隣の部屋に住む殺し屋レオンに助けを求める。
戸惑いながらもマチルダに救いの手を差し出すレオン。
そこから二人の奇妙な共同生活が始まった。
弟の仇を討ちたいというマチルダにしかたなく殺しのテクニックを教えるレオンと、読み書きもできないレオンに文字を教えるマチルダ。
やがて二人の間には父娘とも恋人ともつかない愛情が芽生えていくが…。

Amazonより

感想

マチルダについて

本作のヒロインであるマチルダは、レオンの住むマンションの隣人の家の娘です。
おそらく、この映画の人気が高いのは、このマチルダの存在によるところが大きいのではないかと思います。
ナタリー・ポートマンの抜群のルックスに加えて、印象的なボブヘアの髪型、子供の無邪気さの隙間に見える、大人びた言動など。
なんだかクセになってしまうような要素が、マチルダにはたくさん散りばめられています。
あまりにも不幸な境遇で育ったにも関わらず、明るさや強さ、周囲への愛情を持った人間として描かれており、レオンとの対称性がまた、魅力を一層引き立てていて。
映画のタイトル、「マチルダ」でも良かったんじゃないかとさえ思える。
それくらい印象深く、魅力的な人物だと思います。

レオンと常に一緒の、あの植物は?

孤独な暗殺者のレオンは、唯一の友達として、植物を育てています。
殺し屋が植物を育てているっていうギャップがかわいいですよね。
これがただの植物というわけではなく、作中で重要な役割を担っているので、ある意味、レオン、マチルダに次ぐ三番手の登場人物(?)ともいえそうな存在なのです。
ちなみに、この植物がなんという品種なのか気になって調べてみました。
「アグラオネマ」という東南アジアではメジャーな植物で、その中でも「ニティドゥム・カーティシー」という珍しい品種だそうです。
販売しているサイトもいくつかありますね。
数千円〜数万円程度で購入できるようですが、やはり数は少なさそうです。
私は観葉植物は持っていません。
でも、もし最初に買うとしたら、きっとこのアグラオネマのニティドゥム・カーティシーを探し出して買うと思います。
レオンを真似て、甲斐甲斐しく世話をしたら、もしかしたらレオンの気持ちが少しわかるかもしれないと思ってるからです。(笑)

主題歌「shape of my heart」

この映画で印象的なものがもう一つ、主題歌です。
スティングの「shape of my heart」という曲で、エンディングに流れるのですが、物静かながらとても印象に残るメロディの曲でした。
もう、この曲を聴くと、条件反射的にこの映画を思い出します。
そして、この映画を思い出すためにこの曲を聴きます。(笑)
この曲の歌詞は、金や名誉のためではなく、神秘的な法則を探すためにプレーしているという(純粋な?)カードプレーヤーについて歌っています。
歌詞単体でも、独特の世界観を持っていて素敵なのですが、やはり劇中のレオンと共通する部分がある点も、この歌詞に引かれる理由だと思います。
劇中のレオンも、稼業として暗殺をしているものの、ただお金のためにやっているようには見えないのです。
殺ししか知らないレオンが、それ以外の何かを探していもがいているように、私には見えたりしました。
マチルダと出会ってから、それに少しずつ気づき始めたのかと思ったり。
レオンとイメージを重ねて聴くことで、この曲はさらにいい味を出してくれるのです。

こんな方におすすめ

とりあえずレオンとマチルダのビジュアルを見て気になった方は、観るべきだと思います。
キャラクターの魅力だけで、観る価値、大アリです。
ハッピーエンド好きの方は観ないほうがいいかもしれません。
悲劇が大丈夫な方にとっては、本作は最後にいい感じの後味を残してくれることと思いますよ。
意外とアクション要素の強いシーンもあるので、アクションを楽しみたい方にもおすすめできます。

ここまでが、ネタバレなしでお伝えできる感想です。
次のページでは、ネタバレを含む感想をお伝えします。

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